ネガティブにデータサイエンティストでもないブログ

経済統計屋。気分悪くなったらごめんなさい (´・д・`) ゴメンネ データサイエンティストという呼称が好きじゃないんです https://twitter.com/dscax

シネマアナリティクス : ゼロから分析力を磨きたい人に観てほしいマニアック映画5つ(洋画編)

夏も終わり、カキ氷屋の清算と後片付けもさめやらぬ中、オリンピック景気の経済余波で謀殺されてたので、今回は世間ズレした血迷いネタです。他でやっとけって話なのは重々承知です。ごめんなさい。ただその、缶詰めな仕事帰りに、魂のスパロボ映画、パシフィック・リムを視て最高だったんですよ。今年ベスト級。頭の中ではどうしても、バグフィックス・ムリに置換されるからきっと疲れているんです。

 

映画が大好きです。ストレス発散に映画館(私のお気に入りは有楽町界隈です)、仕事の休憩にレンタルと、仕事が多忙だろうとも月に10~20本は見ている暇人です。言い訳すると実務に直結した理由もあるにはあるのですが、さておき、出張時の長い移動時間のお伴だったり、マシンルームでの休息&仮眠がてらだったり、隙を見つけては観ています。

 

それでも、一日中Youtubeやニコ動で時間潰ししているバーンアウト管理職や、毎日TEDを見てはパワポいじくってる天下り経営者よりは、仕事しているので大丈夫です。PS3(トルネ&ナスネ)とPSPのコンビは今の私の必需品です。

 

分析屋と映画は、ものすごく相性が良い、いや良くあってほしいと願っています。

 

なぜなら、データ→情報→知識という懐かしのナレッジマネジメントみたいな流れの最上流には「物語」がそこにあると思っているからです。伝達記憶能力の最大化だけでなく、受け手の意識の革新すら目指した最上位の情報の形として。経済学の気鋭、アカロフの「アニマルスピリット」でも示されているように、まだ未開拓ながら、物語論は行動経済学の研究テーマの一つでもあります。

 

たとえ物語が現実ではなくとも、未知なる試行(思考)実験の結果の集大成として作品が出来たことは事実です。リリースされた以上、あらゆる制約とリソースのと才能の美しい(ときに汚い)調和の形なのです。「予算がなくて正直すまんかった感ありあり」とか「困ったら殴り合いで解決かよ」とか「裸で尺稼ぐならもっとやってくれ」とか、どんな見方であれ、飽きることなく、いろんな角度で楽しむことができます。

 

このように映画にはあらゆる要素が詰まっています。2時間前後のほどよい芸術です。客観としての断片的なデータや情報から始まったものが、主観としての物語に収束していく過程が、たまらなく面白いと思います。逆に、テーマが発散しまくってわけがわからない感じや、伏線張りっぱなしで投げっぱなしで終わる力不足ある作品は微妙ですが。優れた作品は制約と成果の調和が本当に美しいものです。

 

分析屋の仕事もそうですよね。本来はデータから得られる拡散した情報をきっちり収束させて、知識なり意思決定なりに昇華させて、システムに組み込むことが仕事です。だから予算とか時間がなくて分析結果がショボくなるのは忍びないことです。

 

私は自分の仕事も、ある意味、作品(←たいしたことないくせに)だと思っている人間なので、できるだけ満足のいくものにしたいと思っています。だから、私にとっては映画は非現実ではあるけども「ああすればこうなる」or「こうなってはいけないのでああしない」的な貴重な学習の事例集なのです。

 

で、タイトルは、シネマアナリティクスなんという大層な言い方をしていますが、元ネタは長崎大学医学部発の映画の登場人物の言動から精神医学を学ぶシネマサイキアトリー(cinema psychiatry)なるものがありまして、ビジネスマンのメンタルヘルスツールになりそうな試みで、すごく共感しています。

 

その分析屋版があったらいいなと思いまして、分析視点を磨くのに良い映画はないだろうかと思ってまとめたものです。人気とか最近の有名作品ではなく、分析視点で面白い映画ですので、レンタルできないということはほぼないと思います。では、分析力を磨けると思うオススメ映画を5つ、ご紹介いたします。

第1位 「マネーボール」 すべての直観を超える、アルティメット分析無双。

第2位 「イーグルアイ」 もしもこんなビッグデータがあったら(ドリフ調)

第3位 「ヤバい経済学」 不動産屋&お相撲さんコンビが織りなす八百長の科学。

第4位 「ソーシャル・ネットワーク」 ハーバードとパクりとエゲツナイ仲間達。

第5位 「猿の惑星 創世記」 「わかるって面白い」パシリ扱いなサルの青春反抗期。

・・・と思ったのですが、これじゃ有名どころすぎ&普通すぎて何か違う。もちろん名作ぞろいではありますが、別に雑誌依頼記事でもないので、ここは少しだけマニアック度を上げて選びなおします。かといって入手困難にならない程度に。

 

ということで、独断と偏見に基づいた見識の狭い、分析力を磨けると思うオススメ映画を5つほど、余計なお世話な感じですが、ご紹介させていただければと思います。どれも渋みあるアダルト向け作品ばかりですけども。もちろん、このブログでは単なる趣味的な紹介でしてアフィリエイトなどの別な意図はまるでありません。レビューを観て面白そうだと思ったり、未見でしたら機会あれば、ぜひご覧いただければ幸いです。きっと楽しいですよ。では、紹介します。

 

 

 

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第1位 永遠のこどもたち

 

原題: EL ORFANATO/THE ORPHANAGE

製作年度: 2007年

製作国・地域: スペイン/メキシコ   上映時間: 108分

 

解説: 『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロをプロデューサーに迎え製作されたスペイン発のホラー映画。短編映画やミュージックビデオ制作で活躍するJ・A・バヨーナが初の長編監督を務め、主演は『美しすぎる母』のベレン・ルエダ。『クライムタイム』のジェラルディン・チャップリンや、『宮廷画家ゴヤは見た』のマベル・リベラが脇を固める。緻密(ちみつ)な人物描写は単純なホラー映画とは一線を画し、母親の深く強い愛をサスペンスフルに描いている。

 

あらすじ: 孤児院で育ったラウラ(ベレン・ルエダ)は、長らく閉鎖されていたその孤児院を買い取り、障害を持つ子どもたちのホームとして再建しようと夫のカルロス(フェルナンド・カヨ)、息子のシモン(ロジェール・プリンセプ)とともに移り住んでいた。だが、シモンは遊び相手のいない寂しさから空想上の友だちを作って遊ぶようになり、その姿にラウラは不安を覚える。そして入園希望者を集めたパーティーの日、シモンはこつ然と姿を消してしまい……。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id329774/

 

 

この映画が最高である理由は見る人によって解釈が変わることです。出来事は一つ。しかし解釈は複数。というわけです。データは一つでも、分析者次第で結論が異なる事例はよくある話。なので分析屋にとって大変示唆に富む映画です。イベント分岐は複数、だからエンディングも複数というマルチエンディングなゲームとかありますが、この映画は出来事は一つながら解釈を分けさせるという超難度の脚本と地味だけど的確な演出がピカ一です。

あなたがどういった解釈と結論に辿りつくかわかりませんが、この映画をホラー映画としてではなく人間ドラマとして解釈できたのなら、分析に対する感性、論理的な素養があります。普通に見ればホラー映画のようです。つまり、上記の解説でホラー映画と書いてあるのはミスリードですけども、あえて騙されるのも一興です。どちらが正解かはあまり重要ではありません。無意識に自分の子供時代を息子に投影する母親の視点など、論理的な解釈をするためのヒントは劇中に、丁寧に散りばめられているので見逃さなければ辿りつけるでしょう。

どっちとも解釈できる系の類似作品に「パンズ・ラビリンス」や、もはや古典「氷の微笑」などがありますが、いずれにしても見方を一つに定めるなんて野暮でしょうね。

 

 

 

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第2位 ミッション:8ミニッツ

  

原題: SOURCE CODE

製作年度: 2011年

製作国・地域: アメリカ   上映時間: 93分

 

解説: 『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作となるSFサスペンス。列車爆破事故の犯人を見つけるべく、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破直前の列車内を追体験していく男の運命を描く。困難なミッションを課せられた主人公を、『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが熱演。巧妙に練り上げられたプロットと先の読めないストーリー展開に引き込まれる。

 

あらすじ: シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート、スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)が選ばれる。事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id340423/

 

この映画はタイムマシンもののSFのように感じられますが、分析屋としての究極の目的である試行と予測、それを極めれば、きっとこうなるでしょうという夢を具現化した初めての映画(小説ではイーガンなどSFに多くある普遍的テーマですが)ではないかと思っています。映像になるとものすごく刺激的です。

この映画では8分間しかない世界でひたすら試行実験を繰り返して究極の答えに近づいていくわけです。過去のデータの中でアルゴリズムのバックテストを繰り返すかのごとく。すべての出来事を試行して(途中で何度も失敗して)最終的に、最短経路で成果を出していく終盤の主人公の行動は、常人を遥かに超えていて本当に超人のようです。

なお私の場合、主人公を機械学習プログラムとして(原題がSOURCE CODEだけに)捉えて再鑑賞したときに、面白い学習モデルを思いつきました。一方、最適化された行動や手法が人智を超えたように見えるという意味でも大変面白いです。結果で肯定されるけれど人間に説明できなくなる類のデータマイニングのようで。

また、仮想空間と実社会の繋がりの不思議が明らかなるとき、ビッグデータの衝撃、巨大なデータが戦略を変える(和書の力作ですね)かのような、今の風潮に近しい気もするという壮大で興味深いラストです。予測を極めた超人の頭脳はこうなるという意味では「リミットレス」なども面白い演出です。主人公シャブ中ですけど。

 

 

 

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第3位 LOFT

  

原題: LOFT

製作年度: 2008年

製作国・地域: ベルギー   上映時間: 117分

  

解説: 『ザ・ヒットマン』のエリク・ヴァン・ローイ監督による、ベルギーで大ヒットを飛ばした密室ミステリー。5人の男性たちが共有するロフトで起きた殺人事件の謎を、彼らの秘密とともに暴いていく。メインキャストを演じるのは『ザ・ヒットマン』のケーン・デ・ボーウや、『戦場のレジスタンス』のフィリップ・ペータースらベルギーの名優たち。情事部屋を手にした男たちの欲望が生むいびつな人間関係と、先の読めない展開に目がくぎ付け!

 

あらすじ: 警察で建築家のビンセント(フィリップ・ペータース)や、精神科医のクリス(ケーン・デ・ボーウ)らがある殺人事件の事情聴取を受けている。彼ら5人は友人同士で、瀟洒(しょうしゃ)なマンションのペントハウスを共同で使用していた。ある朝、その部屋でルク(ブルーノ・ファンデン・ブロッケ)がベッドで手錠をかけられた女性の死体を発見し……。

 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334858/

 

リメイクの2010年版もアメリカでのハリウッドリメイクも決定されている名作ですが私はベルギー版が好きです。往年のネットバブルの近い領域にいた私は、半端な成功者が好色によって身を滅ぼす確率が高いことを目の当たりにしてきました。調子こいて投資目的用マンションいくつも買うんですよね。どうせ資産管理できやしないのに。この映画でも成功した男達は秘密の逢引き部屋を持って、プライベートを共有しようとしますが、もちろん上手くいかないどころか、どんどん事件に巻き込まれていきます。経営者、成功者ほど孤独と言いますがそれもそのはず。秘密を持つほど共有できないのは世の道理。

この映画は題名どおり、男の聖域である隠れ家=プライベートなデータを暗示しており、機密を共有することの難しさ、情報漏えい防止、仲間との信頼の程度を巧みに表現している映画なのです。情報に多く触れられる人間や、お金で片付けられてしまえる人間は、自分の能力を錯覚して、えてして悪巧みを考えるものですが、それを仲間(と思っているだけで大人なら利害関係あるってわかるよね)と上手くやるのは実に難しいことである。と、自戒させてくれる映画です。経営者な方は信頼する役員とぜひ一緒に見てください。疑心暗鬼になれますよ。

成功して疑心暗鬼を誘発するという意味では「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」などもかなりの名作です。

 

 

 

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第4位 瞳の奥の秘密

 

原題: EL SECRETO DE SUS OJOS/THE SECRET IN THEIR EYES

製作年度: 2009年

製作国・地域: スペイン/アルゼンチン   上映時間: 129分

 

解説: 長年勤めた刑事裁判所を退職した男が、25年前の未解決殺人事件をモチーフに小説を書き出すものの、過去の思い出に支配され苦悩するサスペンス・ドラマ。アルゼンチンを代表する名監督ファン・J・カンパネラが1970年代の祖国の姿を背景に、過去と現在を巧みに交差させ、一人の人間の罪と罰や祖国の軌跡を浮き彫りにする。また、本作は第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。主演は、カンパネラ監督作品の常連リカルド・ダリン。衝撃的な秘密が暴かれるラストに言葉も出ない。

 

あらすじ: 刑事裁判所で働いていたベンハミン(リカルド・ダリン)は、定年を迎え、25年前に起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことにする。それは1974年、新婚生活を満喫していた女性が自宅で殺害された事件で、担当することになったベンハミンが捜査を始めてまもなく、テラスを修理していた二人の職人が逮捕され……。

 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id337041/

 

 

解説で言うほど衝撃的なラストではありませんが、大変良くできたサスペンスです。人生の試行回数は1回。間違えることもあるし、望む結果が得られないことのほうが多々あります。それに自分が悪くなくても世の中が夢を打ち砕くこともある。その無常は、あるいは時間という凄みは、技術がどんなに進んでもきっと表現できません。きっちり時間をかけていくことでしかわからないことがあると教えてくれる映画です。

現実は理想には届かないことが多いけれども、それでも希望は失われないこと、膨大な時間の中の愛情と執念の凄みを教えてくれます。彼と女上司、ダメ人間の関係こそは、私の目指すイベントの蓄積と言っても良いでしょう。損得や恋愛感情を超えた繋がりが起こす執念と行動はどちらも凄まじいと思いました。

言葉にならない情報、この場合は題名どおり、目の動きがそれを語っているわけです。目は口ほどにモノを言う。ビッグデータやらWebアクセス解析でも同じと思います。言葉より行動が語る世界。なお長い年月をかけた重厚な物語という意味の人間ドラマとしては「題名のない子守唄」も傑作です。計画と実行と成果の儚さを描く、この映画も傑作なので、未見ならぜひ。

 

 

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第5位 ミスター・ノーバディ

  

原題: MR. NOBODY

製作年度: 2009年

製作国・地域: フランス/ドイツ/ベルギー/カナダ   上映時間: 137分

  

解説: 『トト・ザ・ヒーロー』『八日目』で知られるベルギーのジャコ・ヴァン・ドルマル監督が、不死の世界になった近未来を舞台に人生の選択について描くユニークなファンタジー。世界で唯一残った死を迎える人間の過去をさかのぼり、その男と3人の女性とのそれぞれの運命をつづっていく。主人公を、『ロード・オブ・ウォー』のジャレッド・レトーが演じるほか、サラ・ポーリーダイアン・クルーガーら魅力的な俳優陣が共演。美しい音楽と共に映し出される映像や、パズルのような展開を繰り広げる独特の世界観に酔いしれたい。

 

あらすじ: 2092年、化学の進歩で不死が可能となった世界で、118歳のニモ(ジャレッド・レトー)は唯一の命に限りある人間だった。ニモは記憶をたどり昔のことを思い出す。かつて9歳の少年だったニモの人生は、母親について行くか父の元に残るかの選択によって決まったのだった。

 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id338055/

 

 3人の女性から1人を選んでみたときの人生、という追体験ができる思考実験としても面白い映画です。こちらは事実は複数あって解釈が複数あるというマルチエンディングです。人生にはいくつのも選択肢があり、それらには同等の価値があるというわけで、人生の分岐と選択肢を、あのときこうしていたら、別な道を選んでいたら、というパラレルワールドを体現している映画です。

ただし、いかんせん理解も難しい(つまり、好きなように構成していい)ので賛否両論あるようです。一つの解釈としては、すべて少年の妄想とも解釈できるので、そう思って鑑賞していればわからずにイライラすることはないと思います。この映画の良いところは過去(あるいは未来)の映像美だけでなく、美しくないとき、悪いときを、多く描いていることです。

データ「マイニング」という言葉が指すとおり、素晴らしい成果とは砂金発掘なわけです。つまり裏には膨大に無用な石ころがあるのです。毎日、そこそこに膨大なデータを見ている私としては、1つの選択のために、別な選択肢を大量に捨てています。経済学的にはサンク(埋没)コストを気にしてはいけませんが、そこに潜って考えなければいけない反省点や、持ち帰れる知見もたくさんあるのです。この映画を見た後は、自分も別な道を選んでいたら・・・と思考実験をしても楽しいと思います。なお、この映画はバタフライ・エフェクト(私はミステリ風のパート3が好きです。)に似ていますが、こちらのほうが多面的で時系列がわざといい加減な作りなので小難しいです。

 

 

以上、私の独断と偏見による分析好きな人の良い素材になりそうだと思う映画紹介でした。

 

最後に、まとめますと

 

第1位 永遠のこどもたち

第2位 ミッション:8ミニッツ

第3位 LOFT

第4位 瞳の奥の秘密

第5位 ミスター・ノーバディ

 

とは、つまり分析における

 

1. データは一つでも人間の認識は複数

2. 機械学習と試行実験の奥深さ

3. 情報における機密と共有の難しさ

4. 時間と言葉以外の情報の大事さ、人間の執念と奥深さ

5. 選択と検証のわかりづらさ。人生の試行回数は1回、分散なし。

 

というメッセージを含んでいまして、私なりの養成読本として咀嚼いただければ幸いです。

 

感じろ考えるなという意味では、有名どころの表編BEST5のほうが面白いと思いますが、私は、感じるな考えろ派の人間ですので、一癖あって深読みできる少しマニアックな映画を紹介しました。一風、変わったレビューということでお許しください。もちろん異論は認めまくります。メジャーどころな作品はたいがい観ているので、マニアックに面白いのがあったらぜひ教えてください。映画については趣味がてら興味深い分析がたくさんあります。それはまたの機会に。

 

私の趣味につきあっていただき、どうもありがとうございました。

 

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とあるレンタルビデオ屋とビールと映画記事の経済効果http://negative.hateblo.jp/entry/2013/09/19/144243

一応、後編です。経済効果の算定しています。

 

 

そのうち

・分析力を磨きたい人に観てほしいマニアック映画5つ(邦画編)

・分析するほど、はずされる困った展開のマニアック映画BEST5

・観た後に熱く語りたくなる情報伝搬力の高いマニアック映画BEST5

・ソリッドシチュエーションに名作なしと言われても仕方ないお手軽映画BEST5

・セクシー女優と爆発シーンでごまかしているだけのC級映画BEST5

・WebやITやビッグデータをテーマにした映画って微妙なのが多いよね映画BEST10

 なんかも書きたいところです。

 

本記事はid:tjoさんの

『データサイエンティスト養成読本』はゼロからデータサイエンティストを目指す人なら絶対に読むべき一冊

 のインスパイアです。データサイエンティスト本を映画で置き換えて書けるかなと。